
【大阪、名古屋からフェリーで北海道へ向かうひとり旅】
- 大阪・難波の街歩きと特急ひのとりで名古屋へ|大阪、名古屋からフェリーで北海道へ向かうひとり旅1(このページ)
- 名古屋駅から栄の新しいランドマークビルまで夕暮れの街を歩く|大阪、名古屋からフェリーで北海道へ向かうひとり旅2
- 熱田神宮から名古屋港へ、出航前の時間を歩く|大阪、名古屋からフェリーで北海道へ向かうひとり旅3
大阪・難波の街を少し歩いてから名古屋へ向かう。今回の旅の楽しみのひとつが、近鉄特急「ひのとり」に乗ることだ。
道頓堀でグリコに挨拶。りくろーおじさんの店頭の行列を横目に、戎橋筋商店街を抜ける。なんば南海通を折れて、なんばグランド花月前を通り過ぎ、道幅の狭くなった道具屋筋商店街を行く。
アーケードで覆われた通りの両脇には、食器や調理器具、食品サンプルなどを扱う専門店がずらりと並ぶ。ラーメンや居酒屋などの飲食店もある。多少の混雑はあるが、歩くのに困るほどではない。大衆寿司屋の外のカウンター席では、ジョッキを手に昼から飲んでいる客が楽しげだ。賑わいの中を歩くだけで十分楽しめる。
道具屋筋を抜け、蔵前通の高架下を潜り抜け、少し早いが駅へ戻る途中。「キャベツ焼」なる赤い看板の店が視界に入る。こういう店を見ると、つい足を止めてしまう。屋台風の店は、目の前の鉄板で焼いてくれる。そこから漂う甘いソースの芳ばしい香りがたまらない。
モチモチの生地に包み込まれたキャベツや玉子。焼きたてをその場で食べる。お好み焼きほどのボリュームはないが、小腹を満たすには十分だった。店先の小さなカウンターで、熱々のキャベツ焼きを食べる。お手頃な価格に少しだけ得をした気分になる。
こういうのがいい。
街歩きの楽しさが一段上がる。
近鉄難波駅へ向かった。ホームへ向かう。少しばかり気分が高揚している自分がいる。ホームに入ってきたのは、深いメタリックレッドの車体。金色のフェニックスのような姿のエンブレムが光る。この特急ひのとりのプレミアムシートに座る時間も、この旅の楽しみのひとつだった。
車内へ入る。高い位置に座席があるハイデッカー構造。窓からの見晴らしがいい。運よく、一人掛けのシートを予約できた。レッグレストにヘッドレスト。バックシェルに包まれる電動リクライニング。手元のボタンで操作できる。静かに発車する。難波の街がゆっくり後ろへ流れていく。
名古屋までの約2時間。
移動の時間もまた、旅なのだ。
【移動と滞在のひとり旅アーカイブ】
今回の「移動と滞在」の中で、私の心に静かに残った場所や、旅を支えてくれたものたちの備忘録です。
移動の足跡(立ち寄った場所)
● キャベツ焼 難波店
・所在地:大阪市浪速区難波中1-18-18 [Google Maps]
・立ち寄りメモ:移動の合間や小腹が空いたときに立ち寄りやすい屋台風のキャベツ焼の店。お手頃価格で気軽に立ち寄れ、短時間でも利用しやすい。南海なんば駅近く。