アジフライの聖地から九十九島の夕景と重厚な佐世保港|山口から佐賀・長崎・福岡ひとり旅6

アジフライの聖地から九十九島の夕景

 

【山口から佐賀・長崎・福岡ひとり旅】

 

道の駅**伊万里ふるさと村**を出て、松浦市を目指す。目的はアジフライ。

この松浦市は、市長自らが幟を手に推す「アジフライの聖地」だ。道の駅**松浦 海のふるさと館**をはじめ、市内に石造りのアジフライモニュメントが五箇所(うち一箇所は隠れモニュメント)もある。ローカル線の松浦鉄道では、車両のヘッドマークや手すりにまでアジフライがあしらわれている。徹底したアジフライ推しなのだ。
アジの水揚げ量日本一という松浦でアジフライを食べたくて、伊万里の道の駅で「伊万里メンチ」を諦めたのだ。

松浦魚市場にある魚市食堂で松浦産のアジだけを使ったアジフライ定食を注文した。目の前に運ばれてきたそれは、よく知る「開き」の形ではなく、三枚におろされたフィレの状態だった。こうしたアジフライに出会ったのは初めてだ。それに、思っていたより大きい。身は厚く、ふっくらとしている。ありがちな衣の厚さではなく、きちんと身そのものが厚い。細かな味の説明はしない。ただ、松浦に立ち寄ったら一度は食べてみてほしい。そう思えた一皿だった。

松浦の街には、高いビルが立ち並ぶような気配はない。海があり、自然がある。その穏やかな空気の中にいると、自分の歩く速度までゆるやかになっていくように感じた。しばらくここにいてもいい。そう思えた。

後ろ髪引かれる思いで松浦を後にし、佐世保を経て長崎市内へ向かった。

途中で立ち寄ったのは、標高165メートルの展望台「展海峰(てんかいほう)」。眼下には、大小の島々が点在する九十九島の景色が広がっている。しばらく、その景色をただ眺めていた。時間だけが流れ、日が傾きかけてきた。

そこから、今夜の宿がある長崎市内を目指して車を走らせる。佐世保の市街地に入ると、景色はそれまでとは大きく変わった。目に飛び込んできたのは、海上自衛隊佐世保基地や米海軍基地の艦船群だ。大型クルーズ船も入港する港の風景に、確かな重みを感じた。
さきほどまでの穏やかな景色との違いに、少し戸惑いながら、暮れゆく空の下、長崎市内へと車を走らせた。

 

solotabi.hateblo.jp

 


【移動と滞在のひとり旅アーカイブ】

今回の「移動と滞在」の中で、私の心に静かに残った場所や、旅を支えてくれたものたちの備忘録です。

移動の足跡(立ち寄った場所)

● 魚市食堂

・所在地:長崎県松浦市調川町下免695 西日本魚市場 1F [Google Maps]

・立ち寄りメモ:「アジフライの聖地」として知られる松浦市は、アジの水揚げ量が日本トップクラス。名物のアジフライは、衣がサクサクで、ふわふわとした肉厚の身。大ぶりで食べ応えがあり、タルタルソースでいただきました。時間帯によっては行列必至。

 

● 道の駅 松浦 海のふるさと館

公式サイト

・所在地:長崎県松浦市志佐町庄野免226-30 [Google Maps]

・立ち寄りメモ:「道の駅 松浦 海のふるさと館」は、アジフライの聖地として知られる松浦にある道の駅。敷地内にはアジフライのモニュメントがあり、市内に点在するモニュメント巡りのひとつとして立ち寄るのも楽しみです。新鮮な魚介や地元グルメも味わえ、海のそばでゆっくり過ごせました。

 

● 展海峰(てんかいほう)

・所在地:長崎県佐世保市下船越町399-403 [Google maps]

・立ち寄りメモ:標高165mの高台から、九十九島が180度のパノラマで広がる展望台。青い海と島々が穏やかに広がる美しい景色。特に、島々のシルエットが浮かび上がる夕景は圧巻でした。季節ごとに約15万本の菜の花やコスモスも楽しめるようです。駐車場・トイレあり。

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