虹の松原を抜けて唐津へ|山口から佐賀、長崎、福岡ひとり旅3

下関の亀山八幡宮を後にして、レンタカーで佐賀方面へと車を走らせる。本州最西端の都市と、九州を結ぶ橋を渡り、関門海峡を越えて福岡県へ。

高速道路に乗ると、景色は一気にスピード感を増していく。車の流れはスムーズだ。車窓には北九州の工場群や煙突が並び、そこを抜けると、しだいに緑の山あいが広がっていく。やがて都市部へと進んでいく。

一目でそれとわかるPayPayドームや福岡タワーといったランドマークが視界に飛び込んできた。都会のビル群を走り抜けると、また少しずつ建物が減り、景色はのどかな風景へと表情を変えていった。

福岡県内をさらに西へと進み、糸島の前原ICで高速道路を降りた。ここからは国道202号に入り、唐津方面へ車を走らせる。海沿いをなぞるように続くこの道は、古くから唐津街道と呼ばれてきた歴史のある道だそうだ。

信号待ちで止まるたびに、馴染みのない飲食チェーン店やローカルなスーパーが目に入る。普段、目にすることのない看板を見かける。それだけで、旅感がぐっと増してくる。

それまで明るかった視界が、急に深い緑に覆われる。日本三大松原のひとつ「虹の松原」。道路の両脇に松が続き、しばらくの間、巨大な緑のトンネルを走っているようだ。背の高い松が日の光を遮り、車内には柔らかい木漏れ日の影が交互に落ちてくる。松の木の隙間からは、ときおり玄界灘が見え隠れしていた。

約4.5キロ続く松原の景色が、走る速度に合わせて流れていく。100万本のクロマツが圧倒的な存在感を放つ松原。その緑が途切れ、ふっと視界が開けた先、右前方の小高い山の上にどっしりと構えた唐津城の姿が見えてきた。

 


【移動と滞在のひとり旅アーカイブ】

今回の「移動と滞在」の中で、私の心に静かに残った場所や宿泊先、旅を支えてくれたものたちの備忘録です。

移動の足跡(移動ルート)

● 糸島~虹の松原

[Google Maps]

● 立ち寄りメモ:海沿いを走っていると、いつの間にか松林の中に入り、景色が変わります。日本三大松原(京都の天橋立、静岡の三保の松原、虹の松原)のひとつで、車を止めて海岸を散策してみるのも、良い時間だと思います。

鏡山展望台(*Google Maps)や唐津城(*Google Maps)から見る松原や、時間帯を変えて訪れる松原も、また違った表情があって素敵です。

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